puis-je

不惑すら遥か彼方。

「パペラキュウ」

「パペラキュウ」という、奇妙なタイトルのマンガがある。

松永豊和さんによる2011年8月1日からwebで連載されているこのマンガが、毎月1日お昼頃に更新されるのを、とても楽しみにしている。

パペラキュウ

最初に見た時にはギャクマンガなのかと思ってしまったようなサチオ(パペラキュウ)の外見、どう見ても犬にしか見えない警察、同じく爬虫類にしか見えない厚労省の技官(石原軍団もいる)、伝染病、差別、友情、暴力、死、陰謀、信仰、そして全編を覆う独特のユーモアと絶望感。

第2部の後半、救いのないロード・ムーヴィーのような展開。実を言うと、何年かに一度、誤って人を殺してしまいひたすら逃げる、という悪夢を見るのだが(我ながらどうしてそんな夢を、と思う)、それを思い出させるような絶望感が、読んでいるこちらにねっとりとした感じで伝わってくる。

一ヶ月に一度、かなりのエネルギーを注いで描かれているのだろうと思われるこのマンガ、暴力シーンやグロテスクな描写も少なくないので、ムスメには内緒で読んでいるのだが、5月1日に第70話が公開された。これを書きながら、また第一話から読み始めてしまい、連休明けの明日からはまた仕事だというのに、困ったものだ。